真剣に考えた上で、ふざけたタイトルを記事につけました。これこそがバンドの認知度が特に日本で低い理由であると私は思うのです。
Blue Öyster Cult を聞き始めてから数十年間で、私が特にメタルを愛好するロックファンから一番回数多く言われたバンドについてのコメントが「元祖ヘヴィ・メタルって名乗ってるのに、全然ヘビメタじゃない」なのです。これはバンドを馬鹿にしているのではなく、本当にそう感じたから出てきたコメントであるとやりとりから感じていました。
「元祖ヘヴィ・メタル」の文言から浮かぶ音のイメージは、聞く音楽の好みによって様々でしょう。ブラック・サバス、ジューダス・プリースト、アイアン・メイデン・・・しかしながら、Blue Öyster Cultの最大のヒット曲である (Don’t Fear ) The Reaperのイントロを想像する方はあまりいらっしゃらないと思います。
Blue Öyster Cultが「元祖ヘヴィ・メタル」と称される由来には諸説あるようです。バンドのレコードプロデューサーで詩人のSandy Pearlmanが、彼らの音楽の特徴とその精神性を表現し、Heavy Metalと呼んだことが始まりとも言われています。1960年代後半から活動してきたバンドの1970年代のエピソード。一般的なロックファンがイメージするヘヴィ・メタルの特徴的な音(華麗なツインリードギター、走るようなドラム、神がかった技巧派ベース、ハイトーンのシャウトなど)が確立されるかなり前の話なのです。
とすると、彼らはなぜ元祖ヘヴィ・メタルと呼ばれ続けられるのか。理由があるからこそ、尊敬をこめてそう呼ばれ続けていると思います。次回のブログで続きを書かせていただきます。
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