Blue Öyster Cultの『Astronomy:天文学』対訳 終着点であり始まりでもある。当ブログ名もここから。

ブルー・オイスター・カルト(Blue Öyster Cult)

Blue Öyster Cultの “Astronomy” の和訳は、私がかねてからやりたかったことであり、ブログを開設したきっかけの一つです。ブログが波に乗ったら然るべきタイミングでと思ってましたが、昨今の世情を鑑みて、やりたいことはすぐにやるべきだと思いなおしました。

訳のスタンスとしては、①原文に忠実に ②何故そう考えるかを自分なりに説明ができる この2点です。先に対訳を一通り載せて、追って少しづつ解説を入れてまいります。

ロックの歌詞の和訳に正解など存在せず、聞く人の数だけ解釈があるというのが管理人の考え方です。今日に至るまでに、Astronomyの対訳を試み素敵な解釈と和訳を残してこられたすべてのカルトファンに敬意を表します。


“Astoronomy” 邦題「天文学」
*2001年に再発されたCDのブックレットに記載されている歌詞を参照しました*
収録アルバム Secret Treaties 邦題 「オカルト宣言」1974年リリース
作曲 Albert Bouchard、Joe Bouchard 作詞 Sandy Pearlman  リードボーカル Eric bloom

Clock strikes twelve and moondrops burst
Out at you from their hiding place
Like acid and oil on a madman’s face
His reason tends to fly away
Like lesser birds on the four winds
Like silver scrapes in May
And now the sands become a crust
Most of you have gone away


時計が12時を打つとき
月の雫が隠れ家から噴き出し
あなたに滴り落ちる
まるで 理性が飛んでいきがちな狂人が
顔に酸と油を浴びるかのように
四方から吹く風に蹴散らされる鳥たちのように
5月にこさえた銀のこすり傷のように
今や 時の砂粒は硬く覆う表皮となり
あなたたちの仲間は数少なくなってしまった

Come Susie dear, let’s take a walk
Just out there upon the beach
I know you’ll soon be married
And you’ll want to know where winds come from
Well it’s never said at all
On that map that Carrie reads
Behind the clock back there you know
At the Four Winds Bar


スージーこっちへおいで その辺を散歩しよう
あそこの砂浜の上あたりまで
もうすぐ結婚することは知ってるよ
風がどこから来るのか知りたいんだね
キャリーがみている地図にはまったく書かれていないんだ
時計の裏側の隠れたところだよ 
ほら あの「四方風の亭」の

Hey! Hey! Hey! Hey!

Four winds at the Four Winds Bar
Two doors bought and windows barred
One door to let to take you in
The other one just mirrors it

「四方風の亭」に四方から風が吹く
二つのドアは人手に渡っていて 窓には閂が掛かっている
残りの一つ目のドアはあなたを招き入れる
最後のドアもそっくりそのまま同じようにする

Hey! Hey! Hey! Hey!

Hellish glare and inference
The other one’s a duplicate
The Queenly flux, eternal light
Or the light that never warms
Yes, the light that never, never warms
Or the light that never
Never warms
Never warms
Never warms

地獄のような眩惑と推論
もう一つの方は複写物
女王のように威厳のある流転 永遠なる光
もしくは 決して熱を発することのない光
そう 決して、決して、熱を発することのない光だ
もしくは 決して熱を発することのない光
決して熱を発しない
決して熱を発しない
決して熱を発しない

The clock strikes twelve and moondrops burst
Out at you from their hiding place
Miss Carrie nurse and Susie dear
Would find themselves at the Four Winds Bar


時計が十二時を打つとき 
月の雫が隠れ家から噴き出し
あなたに滴り落ちる
看護師のミスキャリーも愛しいスージーも
「四方風の亭」に行くことになるだろう

It’s the nexus of the crisis
And the origin of storms
Just the place to hopelessly
Encounter time and then came me


それは 危機の中枢
嵐の源
絶望的に時と遭遇する場所
そして そんな星に遣わされたのがこのわたし
  
Hey! Hey! Hey! Hey!
Hey! Hey! Hey! Hey!

Call me Desdinova
Eternal light
These gravely digs of mine
Will surely prove a sight
And don’t forget my dog
Fixed and consequent

わたしの名はデスディノーヴァ 
永遠なる光 
荘重な仮住まいである地球が
結末を証明してくれるだろう
そうだ 犬を忘れないように
犬星は動じずそして必然的

Astronomy
A star
Astronomy
A star
Astronomy
A star
Astronomy
A star


星からの叡智である天文学
一つの星 
星からの叡智である天文学
一つの星
星からの叡智である天文学
一つの星
星からの叡智である天文学
一つの星

管理人所有の「オカルト宣言」国内盤LPです。「天文学」はB面の4曲目。「オカルト宣言」のフィナーレを飾る曲です。

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